キャンピングカーで巡る、紀伊半島と近畿地方の梅と草花の名所
キャンピングカーでの旅は、愛犬を連れてのんびり散策したり、折り畳み自転車で花咲く小道を走ったり、夜は満天の星空の下で一晩を過ごしたりと、自由度の高い楽しみ方が魅力です。特に2月下旬から3月下旬は、梅や草花が見頃を迎え、桜より一足早く春の訪れを感じられる絶好のシーズン。今回は、紀伊半島と近畿地方で静かに花を愛でられる5つのスポットをご紹介します。キャンピングカーならではの楽しみ方や、立ち寄りたいスポットも交えながら、春の旅の計画を立ててみませんか?
1. 奈良県・月ヶ瀬梅渓
奈良市の北東部に位置する月ヶ瀬梅渓は、約1万3千本の梅が咲き誇る名所です。2月中旬から3月下旬にかけて、白や淡紅色の梅が渓谷を彩り、その景観はまるで絵画のよう。静寂な山間に広がる梅の香りに包まれ、心癒されるひとときを過ごせます。

駐車スポット:月ヶ瀬梅渓周辺には無料駐車場が複数あり、キャンピングカーでも安心して駐車できます。
花を見ながら食べたいもの:地元の茶屋では、梅を使った和菓子やお茶が楽しめます。特に梅餅や梅うどんは絶品で、花見のお供に最適です。
立ち寄りスポット:近くには月ヶ瀬温泉があり、花見の後に温泉でゆったりと疲れを癒すことができます。
3. 奈良県・広橋梅林
吉野郡下市町にある広橋梅林は、約2万本の梅が咲き乱れる絶景スポットです。2月下旬から3月下旬にかけて見頃を迎え、山々が梅の花で彩られます。静かな山里で、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

駐車スポット:梅林周辺には駐車場が整備されており、キャンピングカーでのアクセスも安心です。
花を見ながら食べたいもの:地元の特産品である柿の葉寿司や、梅を使ったスイーツがおすすめです。
立ち寄りスポット:近くには吉野温泉や、世界遺産に登録されている吉野山があり、歴史と自然を同時に楽しめます。
2. 和歌山県・南部梅林
「一目百万、香り十里」と称される南部梅林は、日本最大級の梅林として知られています。2月上旬から3月上旬にかけて、山一面が白い梅の花で覆われ、その芳香が辺り一帯に広がります。広大な梅林を散策しながら、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

駐車スポット:南部梅林には専用駐車場が完備されており、キャンピングカーでも利用可能です。
花を見ながら食べたいもの:地元特産の「いももち」や「紀州南高梅」を使った梅干しなど、梅にちなんだグルメが楽しめます。
立ち寄りスポット:近隣には白浜温泉やアドベンチャーワールドなどの観光スポットもあり、家族連れにもおすすめです。
4.滋賀県・ 第1なぎさ公園 菜の花畑
琵琶湖のほとりに位置する第1なぎさ公園では、2月上旬から中旬にかけて約1万2000本のカンザキハナナが咲き誇ります。雪を頂いた比良山系を背景に、黄色い菜の花が一面に広がる光景はまるで絵画のよう。早朝や夕方には、柔らかな光が花々を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出します。

見られる花々と見頃時期:カンザキハナナ:1月下旬~2月上旬
駐車スポット: 開花シーズン中は臨時駐車場が設けられます。キャンピングカーでも駐車可能ですが、混雑が予想されるため、早めの到着がおすすめです。
花を見ながら味わいたいもの: 地元の新鮮な野菜を使ったお弁当や、滋賀名物の鮒寿司を持参して、菜の花畑を眺めながらのピクニックはいかがでしょうか。また、近隣の道の駅で購入した地ビールや地酒を楽しむのも一興です。
立ち寄りスポット:
- 琵琶湖博物館:琵琶湖の生態系や歴史を学べる施設で、大人から子供まで楽しめます。
- 佐川美術館:近代美術を展示する美術館で、静かなひとときを過ごせます。
5. 兵庫県・淡路島灘黒岩水仙郷
兵庫県淡路島の灘黒岩水仙郷は、日本三大水仙群生地のひとつ。約500万本の水仙が咲き誇り、海を背景にした風景はまさに絶景。特に2月下旬から3月上旬が見頃で、潮風に揺れる水仙の可憐な姿が楽しめます。

駐車スポット:灘黒岩水仙郷駐車場(有料)
花を見ながら味わいたいもの:淡路島の玉ねぎを使ったスープやハンバーガー
立ち寄りスポット:道の駅うずしお(名物の玉ねぎバーガーや鳴門の渦潮観察)
まとめ
キャンピングカーなら、花見の名所を自分のペースで巡り、気に入った場所でゆっくり過ごせるのが魅力。愛犬と一緒に散歩したり、折り畳み自転車で花咲く道を駆け抜けたり、BBQをしながらの花見を楽しんだりと、自由な旅が叶います。また、車中泊ができるなら、花見酒を楽しんだ後は車内で一泊してゆっくり過ごせるのも大きなメリット。紀伊半島と近畿地方の春を感じる旅に、キャンピングカーを活用してみませんか?