春の訪れとともに、関東のあちこちで梅や菜の花、カタクリなどの花々が咲き始めます。混雑を避けて、ゆったりと花を愛でたいなら、キャンピングカーを使った花見旅がおすすめ。時間に縛られず、愛犬を連れてのんびりとしたり、折り畳み自転車を積んで散策したり、道中の美味しいものを車内で楽しむなど、自由度の高い旅が可能です。
さらに、キャンピングカーならBBQ器材を積んで花見ランチを楽しんだり、車中泊できる駐車場ならお気に入りのお酒を飲んだ後にそのまま車内で泊まって安全に過ごし、翌日に帰宅することもできます。夜の静けさの中で満開の花々を眺めたり、朝霧に包まれた風景を楽しんだりと、車中泊だからこそ味わえる特別な時間も。
今回は、3月下旬までに満開を迎える梅や菜の花、カタクリなどの美しい花々が楽しめる、関東のキャンピングカー向け花見スポットを6か所ご紹介します。駐車場情報や現地で味わいたい食べ物、立ち寄りスポットもあわせてご案内するので、ぜひ春の旅の参考にしてください。
1. 群馬県・秋間梅林(2月下旬~3月中旬)
群馬県安中市にある「秋間梅林」は、関東有数の梅の名所。約5万本の梅が咲き誇る広大な梅林では、山の斜面を埋め尽くすように白梅や紅梅が咲き、春の訪れを告げます。静寂な山間にたたずむこの梅林では、鳥のさえずりをBGMに、のんびりと散策を楽しむことができます。

駐車スポット:
秋間梅林には無料の駐車場が完備されており、キャンピングカーも駐車可能です。
花を見ながら味わいたいもの:
地元特産の「梅ジャム」や「梅干し」は、お土産にもおすすめ。近くの直売所では、新鮮な地元の野菜や果物も手に入ります。
立ち寄りスポット:
花見の後は、「磯部温泉」で日帰り温泉を楽しむのもおすすめ。旅の疲れを癒すのにぴったりです。
2. 茨城県・偕楽園(2月下旬~3月下旬)
日本三名園の一つ「偕楽園」は、全国でも有数の梅の名所。約100品種・3,000本もの梅が植えられ、2月下旬から3月下旬にかけて紅白の梅が咲き乱れます。園内の「好文亭」から眺める梅の風景は、まるで日本画のような美しさ。早朝や夕方なら人も少なく、ゆっくりと梅の香りを楽しめます。

駐車スポット:
偕楽園周辺には多数の有料・無料駐車場があり、キャンピングカーも駐車可能なスペースがあります。
花を見ながら味わいたいもの:
園内の茶屋では、「梅茶」や「梅大福」などの梅を使った和菓子を楽しめます。
立ち寄りスポット:
近隣の「水戸芸術館」や「大洗海岸」にも足を延ばして、芸術鑑賞や海の景色を楽しむのもおすすめです。
3. 千葉県・佐倉ふるさと広場(3月上旬~3月下旬)
佐倉市にある「佐倉ふるさと広場」では、3月上旬から下旬にかけて菜の花が一面に広がります。黄色いじゅうたんのように咲き誇る菜の花畑と、オランダ風車が並ぶ風景は、まるでヨーロッパの田園風景のよう。春風に揺れる菜の花の中を歩けば、心も体も癒されること間違いなしです。

駐車スポット:
広場の近くに無料の駐車場があり、キャンピングカーも利用可能。ただし、イベント時は混雑するため、早めの到着をおすすめします。
花を見ながら味わいたいもの:
地元産の新鮮な野菜を使った「菜の花のおひたし」や「地元のパン屋さんの焼き立てパン」を持参し、ピクニック気分で味わうのも◎。
立ち寄りスポット:
近くには「佐倉城址公園」や「国立歴史民俗博物館」があり、歴史散策を楽しむことができます。
4. 栃木県・みかも山公園(3月中旬~3月下旬)
栃木県佐野市にある「みかも山公園」は、早春の花々が楽しめる自然公園。特に3月には「カタクリ」の群生が見頃を迎え、可憐な紫色の花が山の斜面を彩ります。ほかにも福寿草やミツマタなど、春の訪れを感じさせる花々が次々と開花し、ハイキングをしながら自然観察を楽しめます。

駐車スポット:
公園には広い無料駐車場があり、キャンピングカーも駐車可能。
花を見ながら味わいたいもの:
地元の「佐野ラーメン」をランチに味わうのがおすすめ。公園近くには、美味しい佐野ラーメンの名店が点在しています。
立ち寄りスポット:
佐野プレミアム・アウトレットで買い物を楽しむのもアリ。旅の記念に特別なアイテムを探してみては?
5. 神奈川県・吾妻山公園(2月中旬~3月中旬)
神奈川県二宮町にある「吾妻山公園」は、関東屈指の菜の花スポット。2月中旬から3月中旬にかけて、山の斜面一面に菜の花が咲き、黄色のじゅうたんのような絶景が広がります。天気が良ければ、富士山や相模湾をバックに美しい花畑を楽しむことができます。

駐車スポット:
公園周辺にいくつか駐車場がありますが、台数が限られるため、早めの到着がおすすめ。
花を見ながら味わいたいもの:
地元の「湘南しらす丼」や「二宮特産の柑橘類」を味わって、春の味覚を堪能しましょう。
立ち寄りスポット:
近くの「大磯港」で新鮮な海の幸を味わったり、日帰り温泉でリラックスするのもおすすめ。
6. 神奈川県・小田原フラワーガーデン(2月下旬~3月上旬)
神奈川県小田原市にある「小田原フラワーガーデン」は、一年を通してさまざまな花が楽しめる植物園です。春の訪れとともに、2月下旬から3月上旬にかけては「梅の里」で約200本の梅が見頃を迎え、園内に甘い香りが広がります。また、4月にはチューリップやネモフィラが見頃となり、色鮮やかな花々が心を和ませてくれます。

駐車スポット:
園内には無料駐車場があり、キャンピングカーも駐車可能です。
花を見ながら味わいたいもの:
地元の名産である「小田原かまぼこ」を使った軽食や、季節限定の花スイーツを楽しむのもおすすめです。
立ち寄りスポット:
近隣には「小田原城」や「鈴廣かまぼこの里」などがあり、観光とグルメを満喫できます。
キャンピングカーで春の花巡りを楽しむメリット
キャンピングカーだからこそ、自由気ままな花見旅が楽しめます。愛犬と一緒に散策したり、折り畳み自転車で周辺を走ったり、BBQで花の下で焼きたての肉を楽しむのも良いでしょう。さらに、そこが車中泊可能なスポットなら、花見酒を楽しんでそのまま車内て一泊すれば安全で快適。夜の静けさの中で満開の花を眺めたり、朝霧に包まれた風景を独り占めできるのもキャンピングカー旅の醍醐味です。

この春は、キャンピングカーならではの花見旅に出かけて、心ゆくまで自然の美しさを満喫してみてはいかがでしょうか?
混雑を避けて早朝や夕方にゆったりと花を眺められるのもキャンピングカー旅のメリット。特に、夜桜や朝焼けに染まる梅の景色は、一生の思い出になること間違いなしです。
まとめ:春の訪れをキャンピングカーで満喫しよう!
春の花々が咲き誇るこの時期、キャンピングカーでの花見旅は格別の体験となります。関東には、混雑を避けながら静かに楽しめる花の名所が数多くあり、どこも自然の美しさと心安らぐ空間を提供してくれます。
梅の香りに包まれながらのんびり散策するもよし、桜の下で手作り弁当を広げて春を味わうもよし。キャンピングカーならではの自由なスタイルで、思い思いの花見を楽しみましょう。家族や友人、大切な人とともに、春の訪れを満喫する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。