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キャンピングカーで中部地方の潮干狩りを楽しむスポット

中部地方で潮干狩りを楽しむ5つの厳選スポット~キャンピングカーで行く春の味覚狩り~

春の陽気とともに訪れる潮干狩りシーズン。潮が引いた砂浜でアサリやハマグリを掘り当てる喜びは、老若男女問わず楽しめる日本の春の風物詩です。特にキャンピングカーを利用すれば、荷物の心配なく、快適な拠点を確保しながら潮干狩りを満喫できます。今回は中部地方(愛知、三重、静岡など)の潮干狩りスポットの中から、特におすすめの5カ所を厳選してご紹介します。さらに、キャンピングカーならではのメリットや楽しみ方、守るべきマナーについても触れていきます。

中部地方おすすめの潮干狩りスポット5選

1. ころもざき潮干狩り場(愛知県西尾市)

愛知県西尾市に位置するころもざき潮干狩り場は、2025年3月28日に解禁されました。三河湾に面した遠浅の海岸で、大粒で肉厚なアサリが豊富に生息しています。

特徴:

  • 入場料:大人1人2,000円、子ども(小学生以下)1,000円
  • アクセス:名鉄西尾線「西尾駅」から車で約20分
  • 駐車場:完備(200台)
  • キャンピングカーでのアクセス:駐車場が広く、大型車両にも対応

ころもざき潮干狩り場の魅力は、三河湾特有の栄養豊かな海で育った肉厚なアサリです。潮干狩り初心者でも比較的簡単に収穫できるため、ファミリー向けスポットとして人気があります。潮干狩り後は、現地の海の家で獲れたてのアサリを調理してもらえるサービスもあり、新鮮な海の幸を堪能できます。

役立つヒント: 朝早く到着すれば人混みを避けられるだけでなく、まだ他の人が掘っていない場所で効率よく貝を採ることができます。キャンピングカーなら前日夕方に到着して、翌朝の干潮に合わせて行動するのがおすすめです。

近隣の立ち寄りスポット: 西尾市は抹茶の名産地として知られています。潮干狩り帰りに「西尾市歴史公園」内の抹茶ミュージアム「三河武士のやかた家康館」を訪れ、本格的な抹茶と和菓子を味わうことができます。また、「碧南海浜水族館・科学館」も車で20分ほどの場所にあり、潮干狩りの後に海の生き物について学ぶのにぴったりです。

2. 御殿場海岸潮干狩り場(三重県津市)

三重県津市の御殿場海岸は、伊勢湾に面した美しい白砂青松の海岸で、2025年4月4日に浜開きが行われました。潮干狩りを無料で楽しめる貴重なスポットです。

特徴:

  • 入場料:無料
  • 期間:4月上旬〜8月下旬
  • アクセス:近鉄名古屋線「津駅」からバスで約20分
  • 駐車場:400台以上(有料)
  • キャンピングカー駐車:可能(大型区画あり)

御殿場海岸の最大の魅力は、無料で潮干狩りが楽しめる点です。アサリだけでなく、ハマグリやマテ貝など様々な貝類が採れます。浜開き以降は海岸沿いに「海の家」が建ち並び、休憩やバーベキューを楽しむことも可能です。

役立つヒント: 無料スポットのため休日は混雑しやすいですが、潮干狩りの時間帯は潮の満ち引きによって決まります。潮見表をあらかじめチェックし、干潮の1〜2時間前から始めるのが効率的です。キャンピングカーなら朝食を車内で済ませてから、スムーズに潮干狩りを開始できます。

近隣の立ち寄りスポット: 津市のシンボル「津城跡」は潮干狩り後の散策にぴったりです。また、「津市美杉ふるさと資料館」では地域の歴史や文化に触れることができます。少し足を延ばせば、「鈴鹿サーキット」(車で約40分)もあり、モータースポーツファンには見逃せないスポットです。キャンピングカーで宿泊するなら「椋の木湖キャンプ場」も近くにあり、自然の中でゆっくり過ごせます。

3. 弁天島海浜公園(静岡県浜松市)

静岡県浜松市西区に位置する弁天島海浜公園は、浜名湖に面した潮干狩りスポットです。浜名湖特有の穏やかな水面と美しい景観が魅力です。

特徴:

  • 期間:例年4月〜8月(2025年の詳細は要確認)
  • アクセス:JR東海道本線「弁天島駅」から徒歩5分
  • 駐車場:300台(有料)
  • キャンピングカー対応:可(※大型専用スペースあり)

弁天島海浜公園では、主にアサリが採れますが、年々資源量が減少している傾向にあります。それでも浜名湖の自然環境の中で潮干狩りを楽しむ価値は十分にあります。周辺には温泉施設もあり、潮干狩り後にゆっくりと疲れを癒すことができます。

役立つヒント: 浜名湖は潮の満ち引きが緩やかなため、潮干狩りの時間帯も比較的長く取れるのが特徴です。キャンピングカーで訪れる場合は、弁天島海浜公園の駐車場に前日入りし、早朝から潮干狩りを始めるのがベストです。浜名湖の夕日や朝日も絶景なので、カメラも忘れずに。

近隣の立ち寄りスポット: 弁天島周辺には「弁天島温泉」があり、潮干狩りの後に海を見ながら温泉に浸かれば疲れも吹き飛びます。また、「浜名湖ガーデンパーク」(車で約15分)では、季節の花々が楽しめるほか、「浜名湖パルパル」(車で約20分)は遊園地として家族連れに人気です。キャンピングカーでの宿泊なら「渚園キャンプ場」が浜名湖畔にあり、オートキャンプサイトも完備されています。

4. 小中山地区海岸潮干狩り場(愛知県田原市)

愛知県田原市に位置する小中山地区海岸は、渥美半島の先端近くにあり、三河湾と太平洋からの栄養豊富な海流が交わる場所にあります。

特徴:

  • 期間:3月下旬〜7月下旬
  • アクセス:豊橋駅からバスで約60分
  • 駐車場:あり
  • キャンピングカー駐車:可能(事前確認推奨)

小中山地区海岸の特徴は、肉厚で大粒のアサリです。太平洋から良質なプランクトンを含む海流が流れ込む環境で育ったアサリは特に美味しいと評判です。砂地が比較的固いため、初心者でも掘りやすいのも特徴です。

バケツ一杯のアサリ
バケツ一杯のアサリ

役立つヒント: キャンピングカーで訪れる際は、事前に潮見表をチェックしておくと効率的に潮干狩りを楽しめます。朝早くから始めて、昼頃には十分な量のアサリが採れることが多いです。車内の調理設備を活用して、採れたてのアサリを即席で調理するのもキャンピングカーならではの楽しみ方です。

近隣の立ち寄りスポット: 渥美半島には「伊良湖岬」があり、絶景スポットとして有名です。「渥美半島菜の花まつり」(1月下旬〜3月上旬)の時期には一面の黄色い絨毯が広がります。また、「田原市博物館」では地域の歴史や文化を学ぶことができます。キャンピングカーでの宿泊には「伊良湖オートキャンプ場」がおすすめで、海を見ながらのキャンプが楽しめます。

5. 常滑漁港海岸(愛知県常滑市)

愛知県常滑市の常滑漁港海岸は、伊勢湾に面した潮干狩りスポットです。陶器の街として有名な常滑市にあり、潮干狩りと観光を組み合わせることができます。

特徴:

  • 期間:4月上旬〜7月上旬
  • アクセス:名鉄常滑線「常滑駅」から徒歩15分
  • キャンピングカー駐車:可能(大型区画に限りあり)

常滑漁港海岸では、アサリを中心に、時期によってはバカガイやマテ貝なども採れることがあります。伊勢湾の穏やかな波と遠浅の砂浜は、小さなお子さんでも安心して潮干狩りを楽しめる環境です。常滑の陶器街も近いため、潮干狩り後の観光も充実しています。

役立つヒント: 常滑は風の影響を受けやすいエリアなので、天気予報をチェックして風の少ない日を選ぶとより快適に潮干狩りができます。キャンピングカーでの訪問なら、朝の干潮時に合わせて行動し、午後は陶器街を巡るという1日プランが効率的です。日没時には近くの海岸で夕日を眺めながら、採れたてのアサリを調理して楽しむのがおすすめです。

りんくうビーチ
りんくうビーチ

近隣の立ち寄りスポット: 常滑市は「とこなめ陶の森」や「INAXライブミュージアム」など、陶芸関連の観光スポットが充実しています。また、中部国際空港セントレアに隣接する「りんくうビーチ」も人気のスポットです。キャンピングカーでの宿泊なら「常滑りんくうビーチ駐車場」で車中泊ができる日もあるので事前に確認しておくとよいでしょう。少し足を延ばせば「南知多ビーチランド」や「日間賀島」へのフェリー乗り場もあり、海の生き物や新鮮な海の幸を楽しむことができます。

キャンピングカーで潮干狩りを楽しむメリット

キャンピングカーで潮干狩りを楽しむメリット

キャンピングカーで潮干狩りを楽しむ4つのメリット

1
荷物や着替えの心配が不要
潮干狩りで服が砂や泥で汚れても大丈夫。キャンピングカーなら着替えや荷物の管理が簡単で、濡れた道具もすぐに車内で片付けられます。大荷物を持ち歩く必要がないので、身軽に潮干狩りを楽しめます。
2
現地での調理が可能
採れたての新鮮なアサリをその場で調理して味わえるのは最高の贅沢。潮干狩り直後の鮮度抜群の貝は格別の美味しさです。キャンピングカーのキッチンで浜茹でやパスタ、アサリの味噌汁など、好きな料理を楽しめます。
3
早朝到着が容易
潮干狩りは干潮時間に合わせる必要があります。キャンピングカーなら前日に現地近くに到着して車中泊し、朝はゆっくり準備。混雑前の静かな浜辺で、効率よく潮干狩りを始められます。朝日が昇る海辺の景色も格別です。
4
周辺観光との組み合わせが自由自在
潮干狩りの後は、温泉、観光スポット、海辺のカフェなど、自由に立ち寄りスポットを選べます。宿の予約や電車の時間を気にせず、気の向くままに旅を楽しめるのがキャンピングカー旅行の醍醐味です。自分だけのオリジナル旅程が組めます。

潮干狩りの楽しみ方と注意点

潮干狩りの基本道具

  • クマデ(熊手):貝を掘り起こすための道具
  • バケツ:採った貝を入れる容器
  • 長靴または水陸両用の靴:砂地を歩くため
  • 軍手:手を保護するため
  • 帽子・日焼け止め:日差し対策として

マナーとルール

潮干狩りのマナーとルール
潮干狩りのマナーとルール
1
採取制限の遵守
多くの潮干狩り場では、一人当たりの採取量に制限があります。ルールを守りましょう。
2
ゴミの持ち帰り
環境保全のため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
3
危険な場所への立ち入り禁止
立入禁止区域や深みには入らないようにしましょう。
4
カニや小魚の放流
食べない生き物は海に戻してあげましょう。
5
駐車マナー
キャンピングカーは大型のため、指定された場所に駐車し、他の利用者の妨げにならないよう配慮しましょう。

キャンピングカーでの滞在に関する注意点

キャンピングカーでの滞在に関する注意点
キャンピングカーでの滞在に関する注意点
1
オーバーナイト駐車の確認
多くの潮干狩り場では夜間の駐車が禁止されている場合があります。事前に近隣のRVパークやキャンプ場を調査しておきましょう。
2
水の確保
貝の砂抜きや調理に水が必要です。十分な量の水を準備しておきましょう。
3
調理後の排水処理
環境保全のため、調理後の排水は適切に処理しましょう。
4
防寒対策
春先は朝晩の気温差が大きいため、暖房設備やブランケットを用意しておくと安心です。

まとめ:キャンピングカーで巡る中部地方の潮干狩り旅

中部地方には、アサリやハマグリなどの美味しい貝が採れる潮干狩りスポットが数多く点在しています。キャンピングカーを利用すれば、荷物の心配なく、採れたての貝をその場で調理して味わうという贅沢な体験ができます。また、潮干狩りの前後に周辺観光を組み合わせることで、より充実した旅が楽しめます。

潮干狩りを楽しむ際は、潮見表をチェックして干潮時間に合わせて計画を立て、各スポットのルールやマナーを守ることが大切です。環境保全に配慮し、次世代にも美味しい貝を残していけるよう、持続可能な潮干狩りを心がけましょう。

キャンピングカーで巡る潮干狩り旅は、車中泊の自由さと海の幸を楽しむ喜びが融合した、春から初夏にかけての絶好のレジャーとなるでしょう。ぜひこの春は、愛知、三重、静岡の美しい海岸で、家族や友人と一緒に潮干狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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キャンピングカー旅に憧れ、ミニバン車中泊からキャンピングカー購入検討中。記事内容は自分が行きたいと思った場所、やりたいと感じた事が基準ですのであらかじめご了承ください。これを機会にいろいろ勉強して皆様にその情報を共有していきますので、まだまだ新米案内人です。よろしくお願いします。