キャンピングカーで海旅を楽しむメリット
関東近郊の美しい海岸線を、時間に縛られることなく自分のペースで巡る——。キャンピングカーでの海旅は、まさに現代の冒険です。
キャンピングカーならではのメリット
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時間に縛られない自由な旅程
ホテルのチェックイン時間を気にせず、美しい夕陽に魅せられたらそのまま海辺で一夜を過ごせる -
特別なプライベート体験
早朝の静寂な海で誰もいないプライベートビーチを独占できる -
快適な拠点として機能
重い荷物を持ち運ぶ必要がなく、車内で着替えやシャワーが可能 -
豊富な装備を持参可能
釣り竿やシュノーケリング用具、BBQ機材まで思う存分持参できる -
天候に左右されない機動力
天候が変わってもすぐに移動でき、機動力抜群 -
家族連れに優しい環境
疲れたらすぐに車内で休憩でき、子供連れでも安心 -
贅沢なダイニング体験
新鮮な海の幸を車内で調理し、絶景を眺めながら食事を楽しめる
海旅に必要な持ち物リスト
海旅に必要な持ち物リスト
基本装備
- 水着・着替え(多めに用意)
- タオル類(バスタオル・フェイスタオル)
- 日焼け止め(SPF50+推奨)
- 帽子・サングラス
- ビーチサンダル・マリンシューズ
- 防水バッグ・ジップロック
シュノーケリング用具
- マスク・シュノーケル・フィン
- ウェットスーツ(水温が低い時期)
- 防水カメラ・GoProなど
- フローティングベスト(安全のため)
安全・応急処置用品
- 救急セット・絆創膏
- 日焼け後のケア用品(アロエジェルなど)
- 熱中症対策用品(経口補水液・保冷剤)
- 虫除けスプレー
- 携帯電話の防水ケース
キャンプ・BBQ用品
- クーラーボックス・保冷剤
- BBQコンロ・炭・着火剤
- 調理器具・食器類
- 飲料水(多めに確保)
- 食材・調味料
- ゴミ袋(分別用に複数種類)
海水浴・シュノーケリング時の注意事項
安全面での注意:
- ライフセーバーがいる海水浴場を選び、遊泳可能時間を守る
- 天候・波の状況を事前に確認し、危険な時は海に入らない
- 一人では絶対に泳がず、必ずバディシステムを守る
- 潮の満ち引きや離岸流の危険性を理解しておく
- シュノーケリング中は定期的に顔を上げて位置確認を行う
- 体調不良や疲労を感じたらすぐに海から上がる
環境保護への配慮:
- サンゴや海洋生物に触らず、観察のみにとどめる
- 日焼け止めは海洋生物に害のないものを選ぶ
- ゴミは必ず持ち帰り、自然環境を保護する
- 指定された場所以外でのキャンプやBBQは避ける
千葉県:透明度抜群の海と充実の設備
守谷海水浴場(勝浦市)

「日本の渚百選」にも選ばれた守谷海水浴場は、関東屈指の透明度を誇る海の宝石です。隣接するRVパークは全車室がオーシャンビューという贅沢な立地で、車窓から太平洋の雄大なパノラマを楽しめます。水中ではカラフルな魚たちが泳ぐ姿を観察でき、シュノーケリング初心者向けの講習や器材レンタルも充実しています。
専用のRVパークには電源付き区画があり、フルコンからバンコンまで幅広い車種に対応。料金は電源無し区画が4,400円、電源有り区画が5,500円と明確な設定です。ただし、人気の高さゆえ夏季は混雑するため、早朝利用や平日の訪問がおすすめです。
立ち寄りスポット: • 勝浦朝市(車で10分)- 新鮮な海の幸を調達 • 無料個室シャワー・コインランドリー完備 • 24時間利用可能なウォシュレット付きトイレ • ダンプステーション・ゴミ処理施設
波佐間海水浴場(館山市)

館山サザンビレッジから徒歩わずか2〜3分の波佐間海水浴場は、内房エリア特有の穏やかな海が魅力です。小さな子供でも安心して遊べる環境が整っており、SUPやシーカヤックのレンタルも可能で、所有していなくても気軽にマリンスポーツに挑戦できます。
オートキャンプサイトでは1台目の駐車は無料、2台目以降は1,100円の追加料金。宿泊料金は季節により3,300円から7,150円まで変動し、別途施設利用料が必要です。現金払いのみのため事前準備が重要です。
立ち寄りスポット:
- 日帰り温泉施設
- 森林エリア(森林浴・虫取り体験)
- ドッグラン完備(愛犬同伴可能)
静岡県・伊豆半島:シュノーケリングの聖地
弓ヶ浜海岸(南伊豆町)

「日本の渚百選」に選ばれた弓ヶ浜海岸は、その名の通り美しい弓型の白砂ビーチが1.3kmにわたって続く南伊豆を代表する海水浴場です。波が穏やかで遠浅なビーチは安心して過ごすことができ、海水浴やマリンアクティビティを存分に楽しめます。カヤック・SUP・サーフィン・シュノーケリングなど様々な種類のマリンスポーツが楽しめ、7・8月には海の家がオープンし、ライフセーバーも常駐しているので安心です。
また、弓ヶ浜から徒歩約5分の逢ヶ浜(おうのはま)海岸で楽しめる本格的なシュノーケリング体験できます。砂浜から一変して岩礁に囲まれた磯の海岸が広がり、透明度の高い海中では美しいイソギンチャクや可愛らしい熱帯魚を観察できます。オヤビッチャ、キュウセン、カゴカキダイ、チョウチョウウオ、タカノハダイなど多種多様な魚たちとの出会いが期待でき、運が良ければクマノミに出会えることもあります。
立ち寄りスポット:
- 弓ヶ浜いち番館(源泉かけ流しの天然温泉)
- みなと湯(ナトリウム・カルシウム塩化物温泉)
- 青木さざえ店(海産物直売・卓上コンロでの食事可能)
- 道の駅「下賀茂温泉 湯の花」(足湯・源泉かけ流し)
- 石廊崎(伊豆半島最南端・100mの断崖絶壁からの絶景)
- ヒリゾ浜(車で30分・透明度抜群のシュノーケリングスポット)
深田クリスタルビーチ(西伊豆町)
宇久須キャンプ場RVパークの目の前に広がる全長500mの砂浜、深田クリスタルビーチ。その名前の通り透明度が高く、青い小魚の群れを間近で観察できます。夏季はライフセーバーが常駐するため、安心して海水浴を楽しめます。

5.5m×5mの駐車スペースが2台分確保され、大型車の場合は複数スペース利用も可能。電源(100V20A)も料金に含まれ、料金は時期により2,200円から5,500円と幅があります。何といっても、目の前に沈む夕陽の絶景は圧巻の一言です。
立ち寄りスポット:
- 西伊豆クリスタルビューホテル(日帰り温泉・100m先)
- コンビニエンスストア(車で数分)
- スーパーマーケット(車で数分)
- 地元食事処・ガソリンスタンド
茨城県:広大な砂浜と磯遊びの楽園
大洗海岸(大洗町)

大洗サンビーチキャンプ場のある心地よい波音と絶景が楽しめる大洗海岸は、特に日の出の美しさが圧巻です。岩礁の磯と長い砂浜が特徴で、磯遊びには最適な環境が整っています。北側の岩礁域にあるタイドプールでは、子供と一緒にシュノーケリングを楽しむことも可能です。水の透明度は良好で、海藻が豊富に見られます。
区画オートサイトにはAC電源付きも選択可能。入場料は大人500円、子供300円で、サイト料は電源有りが5,000円〜8,000円、電源無しが3,000円〜となっています。夏季以外は比較的空いているため、混雑を避けたい場合に最適です。
立ち寄りスポット:
- 那珂湊おさかな市場(車で7分)- 新鮮な海鮮グルメ
- 大洗磯前神社(徒歩18分)- 日の出鑑賞のパワースポット
- 潮騒の湯(日帰り温泉)- 大洗ビーチを眺める露天風呂
- SEIBUスーパー(徒歩3分)- 食材調達に便利
日川浜海水浴場(神栖市)
神栖市営日川浜オートキャンプ場から徒歩3分の日川浜海水浴場は、広大な砂浜が特徴的です。7月下旬から8月下旬にかけてライフセーバーが常駐し、安心して海水浴を楽しめます。全面芝生で管理が行き届いたキャンプ場で、料金は1泊3,660円、デイキャンプは1,570円とリーズナブルです。

人気は高いものの、混雑時以外はアーリーチェックインやレイトチェックアウトも可能で、比較的柔軟な利用が期待できます。
立ち寄りスポット:
- マリンスポーツ体験施設(バナナボート・ウェイクボード)
- ふれあいセンター”湯楽々”(日帰り温泉)
- 鹿島セントラル天然温泉 美人の湯 ゆの華
神奈川県:隠れた穴場で静寂の海旅
梅沢海岸(二宮町)
地元の人々に愛される穴場的な梅沢海岸では、長い浜辺でのサーフ釣りや西湘バイパス高架下でのバーベキューが楽しめます。無料駐車場で車中泊も可能ですが、40〜50台程度の未舗装駐車場で、海に向かって5〜10%の傾斜があるため、水平器の持参が推奨されます。

比較的マイナーな場所ですが、釣りやマリンスポーツで人気があるため、休日や夏季は駐車場が混雑することがあります。早めの到着がおすすめです。夜間は西湘バイパスの走行音が気になる場合があるため、耳栓などの準備があると良いでしょう。
立ち寄りスポット:
- ぷらっとパーク中井PA(約10km)- 有料シャワー300円/10分
- 吾妻山公園 – 相模湾・伊豆・富士山の360度パノラマビュー
- 地元商店・コンビニエンスストア
和田長浜海岸(横須賀市)
三浦半島に位置する和田長浜海岸は、透明度の高い海と磯遊びが魅力です。7〜8月の海水浴シーズン以外であれば、海辺での無料キャンプが可能で、比較的静かな環境でゆったりと過ごせます。ただし、夏季の海水浴シーズン中は駐車場が有料となり、キャンプ利用は禁止されるため注意が必要です。

2020年に新設されたきれいな仮設トイレがありますが、水道設備はないため、飲料水は必ず持参してください。
立ち寄りスポット:
- ソレイユの丘(徒歩約10分)- 動物との触れ合い・大型遊具・トランポリン
- 三浦半島の各種観光スポット
- 地元海鮮レストラン • 道の駅や直売所
🙋♀️ よくある質問
Q1. 関東で一番透明度の高い海水浴場はどこですか? ▼
A1. 千葉県勝浦市の守谷海水浴場が関東屈指の透明度を誇り、「日本の渚百選」にも選ばれています。シュノーケリングでカラフルな魚を観察でき、隣接するRVパークも利用できます。
Q2. キャンピングカーで海水浴に行く際の必需品は? ▼
A2. 水着・着替え、タオル類、日焼け止め(SPF50+)、シュノーケリング用具、救急セット、防水バッグ、クーラーボックス、BBQ用品などです。特に安全面では救急セットと熱中症対策用品は必須です。
Q3. 混雑を避けて海水浴を楽しむコツは? ▼
A3. 平日の利用、早朝到着、夏季ピーク以外の時期選択がおすすめです。特に守谷海水浴場は土日祝の9:00~13:00が混雑ピークなので、この時間帯を避けるか事前予約を強く推奨します。
Q4. RVパークと一般キャンプ場の違いは? ▼
A4. RVパークは電源、ダンプステーション、広い駐車スペースなどキャンピングカー専用設備が充実しています。一般キャンプ場より設備面で優れていますが、料金は高めに設定されていることが多いです。
Q5. シュノーケリング初心者でも安全に楽しめますか? ▼
A5. 初心者向けの講習や器材レンタルがある場所(守谷海水浴場、南伊豆の逢ヶ浜など)を選び、必ずバディシステムを守り、ライフセーバーがいる海水浴場を利用しましょう。一人では絶対に泳がないことが重要です。
安全で快適な海旅のために
キャンピングカーでの海旅を最大限に楽しむためには、事前の準備と現地でのマナーが重要です。各スポットの最新情報は公式サイトや電話で確認し、特に混雑状況や利用ルール、料金については変更される可能性があるため注意が必要です。
シュノーケリングを楽しむ際は、必ず複数人で行動し、海況や体調を常にチェックしながら安全第一で楽しみましょう。また、美しい海と自然を次世代に引き継ぐため、環境への配慮とマナーを守った利用を心がけてください。
関東近郊には、透明度抜群の海から穴場的な静寂のビーチまで、多様な魅力を持つ海岸線が広がっています。あなたの旅のスタイルや目的に合わせて最適なスポットを選び、キャンピングカーならではの自由な海旅を満喫してください。朝起きたらすぐに海に飛び込み、日中は思う存分マリンアクティビティを楽しみ、夕方には車内で温かい食事を取りながら夕陽を眺める——そんな贅沢な時間こそ、キャンピングカーの真骨頂です。
