travel

錦秋の中をキャンピングカーで巡る北関東・甲信越 紅葉紀行

🍁 この記事でわかること
  • 🏔️ 北関東・甲信越6県の錦秋絶景スポット完全ガイド(栃木・茨城・群馬・山梨・長野・新潟)
  • 🍂 9月下旬〜12月上旬!標高差を活かした3ヶ月間の紅葉前線追跡術
  • 📸 日光・谷川岳・上高地・河口湖など名所の撮影ベストタイミング詳細マップ
  • ♨️ 紅葉×温泉×星空の三重奏!秘湯・道の駅・車中泊スポット情報
  • 🚙 早朝出発・夕景独占・天候柔軟対応のキャンピングカー旅行戦略

📝 キャンピングカー旅行手帳で持ち物チェック&立ち寄りスポット管理!

目的・持ち物リスト・スケジュールがプリセット済み 🎒

秋の深まりとともに、山々が赤や黄金色に染まる季節がやってきます。北関東から甲信越にかけてのエリアは、標高差を活かした長期間の紅葉観賞が可能で、キャンピングカー旅に最適なフィールドです。9月下旬の高山帯から12月初旬の低地まで、約3ヶ月にわたる紅葉前線を追いかけながら、温泉や星空、夕景との出会いを楽しむ贅沢な旅が実現します。

キャンピングカー最大の魅力は、時間と場所の制約から解放されることです。朝焼けに染まる山々を独り占めするため、夜明け前に目的地へ到着できます。紅葉の見頃は天候に左右されやすいため、現地で状況を見ながら柔軟に行程を変更できるのも大きな利点。混雑する昼間を避けて早朝や夕方に撮影を楽しみ、夜は満天の星空の下で温泉に浸かる——そんな自由な旅のスタイルが、この秋の特別な思い出を作ります。

北関東・甲信越 紅葉前線 2025年予測

北関東・甲信越の紅葉は、標高の高い長野県の山岳部から始まり、徐々に低地へと下りてきます。9月下旬に上高地や乗鞍岳で幕を開け、12月上旬まで約2ヶ月半、各地で見頃が続きます。このチャートは各県の一般的な見頃のピークを示しており、旅の計画にお役立てください。

栃木県:天空の紅葉と星空の聖地

明智平展望台——日光国立公園の絶景パノラマ

標高約1373mに位置する明智平展望台は、日光屈指の眺望を誇る紅葉スポットです。ロープウェイで数分登れば、男体山と中禅寺湖、そして豪快な華厳滝を一望できる大パノラマが広がります。10月中旬から11月上旬にかけて、カエデやナナカマド、ツツジが色とりどりに染まり、滝と湖のコントラストが芸術的な美しさを生み出します。

明智平から見下ろす風景
明智平から見下ろす風景

キャンピングカーなら、混雑するいろは坂の渋滞を避けて早朝に到着できます。晴天時は午前中に訪れると滝や湖に陽光が当たり順光で撮影できますが、午後は逆光になるため注意が必要です。紅葉最盛期には通常20分の道のりが2〜3時間にもなることがあるため、夜明け前の出発が理想的です。

戦場ヶ原——湿原と星空が織りなす幻想美

日光エリアの戦場ヶ原では、高山性湿原の草紅葉とカラマツの黄葉が独特な景観を作り出します。10月上旬から中旬にかけて、広大な湿原が黄金色に染まり、周囲の山々の紅葉と相まって錦絵のような光景が広がります。

戦場ヶ原
戦場ヶ原

戦場ヶ原の魅力は、紅葉だけではありません。標高が高く光害が少ないため、夜間の星空観測にも最適です。日没後のマジックアワーに湿原が茜色に染まり、やがて満天の星空へと移り変わる様子は、まさに自然が演出する光のショー。キャンピングカーなら三脚や撮影機材を積んで、じっくりと星景撮影に没頭できます。

八方ヶ原——紅葉と星空の二重奏

塩原エリアの八方ヶ原は、10月下旬の紅葉と天体観測を同時に楽しめる絶好のスポットです。大間々台駐車場の展望台は星景撮影の定番地として知られ、秋の澄んだ空気の中で天の川が肉眼でも確認できます。日没後のマジックアワーに紅葉が茜色に染まり、やがて満天の星空へと移り変わる様子は、まさに自然が演出する光のショー。キャンピングカーなら三脚や撮影機材を積んで、じっくりと星景撮影に没頭できます。

八方ヶ原学校平
八方ヶ原学校平

撮影後は鬼怒川温泉へ向かいましょう。創業300年の秘湯・渓雲閣では、標高1000mの山中から望む紅葉ビューの貸切露天風呂が絶品です。白濁した硫黄泉が、高地での疲労を芯から癒してくれます。

那須岳——関東最速の紅葉劇場

関東地方で最も早く紅葉を迎える那須岳は、9月下旬から10月中旬にかけてナナカマドやカエデが鮮やかに色づきます。ロープウェイで山頂駅へ上がれば、茶臼岳・朝日岳へ続く稜線が錦の絨毯のように広がる光景に圧倒されるでしょう。高地のため朝晩は冷え込みますが、キャンピングカーならFFヒーターで暖かく過ごせます。

那須岳茶臼岳
那須岳茶臼岳

栃木県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】鬼怒川温泉 渓雲閣
創業300年の歴史を持ち、標高1000mの山中に位置する秘湯。源泉100%かけ流しの白濁した硫黄泉が特徴で、貸切露天風呂から紅葉を眺めながら高地での疲労を癒せます。見頃は10月下旬〜11月上旬。

【温泉】奥日光湯元温泉
約1200年前に日光開山の勝道上人が発見したと伝わる乳白色の硫黄泉。日帰り入浴可能な「日光湯元温泉寺」で、硫黄の香り漂う名湯を堪能できます。

【銘菓】揚げゆばまんじゅう・日光酒まんじゅう
日光名物「揚げゆばまんじゅう」は、豆乳と湯波を練り込んだ皮で餡を包み、カラッと揚げて岩塩をふった逸品。創業1804年の「湯沢屋」の「元祖日光酒まんじゅう」も、麹で発酵させたモチモチの生地が特徴です。

茨城県:水と紅葉が織りなすドラマ

袋田の滝——四段の名瀑を彩る錦絵

日本三名瀑のひとつ、袋田の滝は11月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。高さ120m、幅73mの大瀑布を囲むようにイロハカエデやオオモミジが色づき、豪快な白糸とのコントラストが芸術作品のような美しさを生み出します。第二観瀑台からの俯瞰撮影では、滝と紅葉谷の全貌を一枚の写真に収めることができます。

袋田の滝
袋田の滝

夕刻の柔らかな光を浴びた滝と紅葉は、昼間とは異なる深みのある色彩を見せてくれます。キャンピングカーなら、混雑する日中を避けて早朝や夕方に訪れることができ、より静謐な雰囲気の中で撮影を楽しめます。11月上旬から12月上旬の毎晩開催される「大子来人(ダイゴライト)」では、ライトアップされた幻想的な滝景色も必見です。

竜神大吊橋——空中から眺める紅葉の海

高さ100m、長さ375mの竜神大吊橋からは、深いV字谷の紅葉を空中散歩しながら楽しめます。この吊橋は夜間の星空観測地としても有名で、渓谷の地形が光害を遮断するため、ライトアップと星空を組み合わせた稀有な撮影機会が得られます。

竜神大吊橋
竜神大吊橋

茨城県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】袋田温泉・奥久慈温泉
袋田の滝から車で15分ほどの大子温泉郷では、アルカリ性単純泉の日帰り入浴が可能。澄んだ森の空気に包まれながら浸かる露天風呂は格別です。

【グルメ・銘菓】奥久慈りんごの手造りアップルパイ
寒暖差の大きい気候で育つリンゴを使った香ばしい逸品。名物の「生とろこんにゃく」はプルプル食感で醤油や味噌ダレとの相性抜群です。

群馬県:雄大な山岳紅葉の宝庫

谷川岳——天空のパノラマと紅葉絵巻

谷川岳は群馬・新潟県境に位置する名峰で、9月下旬から10月中旬にかけて、標高差による段階的な紅葉が楽しめます。ロープウェイで天神平へ上がれば、ブナやナナカマドが織りなす紅葉のパノラマが眼下に広がります。キャンピングカーで土合駅周辺に前泊すれば、始発のロープウェイで早朝の澄んだ空気の中、誰もいない展望台から紅葉を独占できます。

谷川岳ロープウェイ
谷川岳ロープウェイ

榛名山——カルデラ湖を彩る秋色

榛名山は標高1,449mの榛名富士を中心に、カルデラ湖である榛名湖を囲む山々が10月中旬から11月上旬にかけて紅葉に染まります。湖面に映る逆さ榛名富士と紅葉のコラボレーションは絶景です。榛名湖畔をドライブしながら、刻々と変わる光と紅葉の表情を楽しめるのは、キャンピングカー旅ならではの醍醐味です。

榛名山
榛名山

赤城山——星空と紅葉のカルデラ劇場

カルデラ湖である大沼・小沼を取り囲むブナやミズナラの紅葉が、10月中旬から下旬に最盛期を迎えます。赤城山は天体観測の名所としても知られ、日没後の大沼周辺での紅葉撮影から、そのまま山頂付近での天体観測へとシームレスに移行できます。

赤城山
赤城山

吹割の滝——「東洋のナイアガラ」の豪快美

「東洋のナイアガラ」と称される吹割の滝では、10月下旬から11月上旬にかけて、ブナ、カエデ、モミジが5kmにわたる渓谷を彩ります。V字に浸食された岩盤の割れ目に川水が吸い込まれる独特の地形と紅葉のコラボレーションは圧巻です。車で10分ほどの老神温泉では、戦国時代の伝説が残る源泉かけ流しの硫黄泉で旅の疲れを癒せます。露天風呂から紅葉越しに吹割渓谷を望める宿もあり、キャンピングカーを拠点に温泉巡りを楽しむのも一興です。

吹割の滝
吹割の滝

群馬県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】老神温泉
吹割の滝から車で10分ほどの場所にあり、戦国時代に赤城山の大蛇が傷を癒したとの伝説が残る由緒ある温泉。透明で柔らかな硫黄泉は神経痛や冷え性に効能が高く、日本百名湯にも数えられています。露天風呂から紅葉越しに吹割渓谷を望める宿もあります。

【銘菓】焼きまんじゅう・温泉まんじゅう
群馬の定番「焼きまんじゅう」は、蒸し饅頭生地を串に刺し、甘辛い味噌ダレをたっぷり塗って香ばしく炙った郷土菓子。伊香保温泉発祥の「温泉まんじゅう」も、黒糖入りの生地とこし餡の組み合わせが絶品です。

山梨県:富士を仰ぐ紅葉絵巻

御岳昇仙峡——日本一の渓谷美と温泉の至福

10月中旬から11月下旬まで約1ヶ月にわたり、標高差を活かした紅葉が楽しめる昇仙峡。モミジやナナカマドが白い花崗岩の断崖と清流を彩り、仙娥滝周辺では水煙越しに輝く紅葉が撮影スポットとして人気です。ロープウェイで上がるパノラマ台からは、遠く富士山や南アルプスを背景に紅葉谷を見渡せます。

昇仙峡覚円峰
昇仙峡覚円峰

撮影後は甲府市街の湯村温泉へ。武田信玄の隠し湯として知られるこの温泉は、アルカリ性単純泉で肌あたりが優しく、高地でのトレッキングや撮影で疲労した身体を癒してくれます。キャンピングカーなら温泉施設の駐車場を利用し、入浴後そのまま車中泊することも可能です。夜には甲府盆地の夜景や満天の星を眺めながら、山梨銘菓の桔梗信玄餅を味わう——そんな贅沢な時間を過ごせます。

昇仙峡
昇仙峡

清里高原——二段階で進む紅葉の競演

清里高原では、標高が高いため紅葉の生態学的遷移を詳細に観察できます。まずダケカンバが10月上旬に黄金色に色づき始め、その後ヤマモミジが10月中旬に鮮やかな赤色を呈します。この異なる樹種のタイミングを理解すれば、特定の色彩が最盛期を迎える瞬間を正確に捉えることができます。

清里高原東沢大橋2
清里高原東沢大橋

赤い東沢大橋は、背後の八ヶ岳連峰と川俣川渓谷の美しさを組み合わせた秀逸な撮影ポイントです。キャンピングカーなら周辺の複数のビューポイントを巡りながら、最高の光線状態を待つことができます。

河口湖もみじ回廊——富士山を背景にした錦秋

11月上旬から下旬にかけて、富士山を背景に約60本の大モミジが並ぶもみじ回廊は圧巻です。富士河口湖紅葉まつり期間中は日没から21:30までライトアップされ、夜間の幻想的な撮影が可能となります。キャンピングカーなら、夜明け前の富士山と紅葉のコラボレーション、日中の順光、そして夜のライトアップと、一日を通じて多彩な表情を撮影できます。

河口湖もみじ回廊
河口湖もみじ回廊

山梨県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】湯村温泉
昇仙峡から車で30分ほど。武田信玄の隠し湯として知られ、アルカリ性単純泉で肌あたりが優しく、神経痛や疲労回復に効果があります。市街地にありながら落ち着いた湯宿が点在し、日帰り入浴OKの旅館もあります。

【温泉】河口湖温泉郷
富士山を望む露天風呂が魅力の温泉地。キャンピングカーで河口湖畔に車中泊し、温泉施設を利用するスタイルが人気です。

【銘菓】桔梗信玄餅・月の雫
全国的に有名な「桔梗信玄餅」は、柔らかな求肥餅にきな粉をまぶし、黒蜜をかけて頂く山梨土産の定番。「月の雫」(甲州葡萄を寒天で包んだ菓子)は大正時代から愛される銘菓で、ほのかな葡萄の酸味と甘みが絶品です。

長野県:アルプスの絶景と高山紅葉

上高地——北アルプスが織りなす紅葉交響曲

標高約1500mに位置する上高地では、9月下旬から山腹のダケカンバが色づき始め、10月中旬にはカラマツの黄金色が谷を埋め尽くします。穂高連峰の稜線には初冠雪が現れ、雪白の穂高と紅葉谷とエメラルドグリーンの梓川という三重奏の景色が楽しめます。

上高地穂高連峰
上高地穂高連峰

上高地はマイカー規制があるため、沢渡や平湯の駐車場にキャンピングカーを停め、始発のシャトルバスで入ります。大正池での早朝撮影では、朝もやに煙る水面に逆さ焼岳が映り込み、岸辺の草紅葉が金色に輝く光景が待っています。

栂池自然園——白馬岳を望む高山紅葉

9月下旬から10月中旬、白馬岳を背景に湿原の草紅葉と高山紅葉が同時に楽しめる栂池自然園。ダケカンバやナナカマドの鮮烈な色合いは、高山ならではの美しさです。キャンピングカーなら、周辺の白馬五竜や八方尾根など複数の高山紅葉スポットを効率よく巡ることができます。

栂池自然園

長野県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】白骨温泉
上高地の玄関口・沢渡から車で30分。「白骨の湯」と称される乳白色の湯で、「3日入れば風邪をひかない」と言い伝えられるほど薬効が高い秘湯です。カルシウムやマグネシウムを豊富に含む独特の湯はまろやかで肌に優しいです。

【温泉】平湯温泉
源泉数豊富な奥飛騨温泉郷の一角。硫黄香るにごり湯を手軽に堪能でき、平湯キャンプ場から始発バスで上高地入りするプランが人気です。

【銘菓】栗ようかん・栗かの子・おやき
小布施の「栗ようかん」や「栗かの子」は、厳選した国産栗を使った上品な甘さが特徴。竹風堂の栗ようかんは昭和天皇にも献上されたとか。信州の郷土食「おやき」は、野沢菜や南瓜を練り味噌で調理した餡を包んだ素朴な味わいです。

新潟県:渓谷美と現代アートの融合

清津峡——光のトンネルと錦織りなす峡谷

日本三大峡谷のひとつ、清津峡では10月下旬から11月上旬にかけて、柱状節理の岩壁をモミジやナラが彩ります。全長750mの渓谷トンネル最深部のパノラマステーションでは、床に張られた水に岩と紅葉が映り込む幻想的な光景が楽しめます。この現代アート作品とのコラボレーションは、他に類を見ない撮影体験を提供します。

清津峡
清津峡トンネル

苗場ドラゴンドラ——空中散歩で楽しむ紅葉パノラマ

全長5,481m、日本最長のゴンドラ「ドラゴンドラ」は、苗場と田代を結ぶ絶景ロープウェイです。10月上旬から11月上旬にかけて、アイレベルから眼下まで360度紅葉に包まれる約25分間の空中散歩が楽しめます。ブナやナラ、カエデが織りなす赤・黄・橙のグラデーションは圧巻で、特に二居湖上空を通過する際の景観は息をのむ美しさです。

苗場ドラゴンドラ
苗場ドラゴンドラ

キャンピングカーなら、朝一番の空いている時間帯に乗車でき、混雑を避けながら撮影に集中できます。往復チケットを購入すれば、異なる時間帯の光の変化を楽しむこともできます。

新潟県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ

【温泉】松之山温泉
清津峡から車で40分ほど。「日本三大薬湯」に数えられ、塩分と硫黄を豊富に含む珍しい泉質。開湯700年以上の歴史があり、源泉は化石海水起源のため塩辛く、その分高い殺菌・治癒効果があります。源泉かけ流しの共同浴場「鷹の湯」で、体がぽかぽかと温まる名湯を堪能できます。

【銘菓】笹団子・出陣餅
新潟の定番「笹団子」は、ヨモギを練り込んだ餅生地でこし餡を包み、笹の葉でくるんで蒸した郷土菓子。笹には殺菌効果があり、かつて保存食として生まれました。上杉謙信ゆかりの「出陣餅」は、きなこと餅に黒蜜をかけていただく銘菓です。

北関東3県の特選紅葉撮影スポット

Tochigi

栃木県:那須岳(茶臼岳)

日本百名山の一つ。標高1,915mの活火山で、9月下旬から色づき始める姥ヶ平は、ドウダンツツジやナナカマドが燃えるような赤に染まる絶景スポット。ロープウェイで気軽にアクセスでき、山頂からは360度のパノラマビューが広がります。

🍁 ドウダンツツジ、ナナカマド、ヤマモミジ、ダケカンバ
🐾 ニホンカモシカ、テン
🚗 ロープウェイ山麓駅に駐車場(秋は満車注意・早朝推奨)
🚶 ロープウェイ利用で初級、登山は中級

旅の寄り道

温泉:那須温泉郷(大丸温泉、北温泉、鹿の湯)
和菓子:御用邸の月、温泉まんじゅう
体験:もみじ谷大吊橋、つつじ吊り橋

Ibaraki

茨城県:袋田の滝

日本三名瀑の一つ。高さ120m、幅73mの大岩壁を四段に落下する「四度の滝」として知られ、西行法師も絶賛した名瀑。第1観瀑台から迫力ある滝を、第2観瀑台から紅葉と滝の競演を楽しめます。ライトアップも必見。

🍁 イロハカエデ、オオモミジ、クヌギ、ナラ、ヤマウルシ
🐾 野鳥、リス
🚗 町営無料駐車場約250台、民営有料駐車場多数
🚶 トンネル経由で初級(観瀑台まで徒歩5分)

旅の寄り道

温泉:袋田温泉
和菓子:奥久慈りんご、干し芋
体験:竜神大吊橋、月居山ハイキング、りんご狩り

Gunma

群馬県:谷川岳・榛名山・赤城山

1谷川岳
標高1,977mの名峰で、ロープウェイで天神平へアクセス可能。山頂からの紅葉のパノラマは圧巻で、ブナやナナカマドが美しく色づきます。

🍁 ブナ、ナナカマド、モミジ

2榛名山
榛名湖畔から望む榛名富士と紅葉の組み合わせが美しい。伊香保温泉のかじか橋周辺も紅葉の名所として人気です。

🍁 カエデ、モミジ、ナナカマド

3赤城山
日本百名山の一つ。カルデラ湖の大沼、「小尾瀬」と呼ばれる覚満淵では湖面に映る紅葉が絶景。ミズナラ、シラカバの群落が特徴です。

🍁 ミズナラ、シラカバ、カエデ、ナナカマド
🐾 ニホンカモシカ、ツキノワグマ(注意)、野鳥、リス
🚗 各スポットに駐車場完備(谷川岳ベース、榛名湖畔、大沼湖畔など)
🚶 ロープウェイ・散策は初級、登山は中級

旅の寄り道

温泉:草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、赤城温泉郷(にごり湯)
和菓子:温泉まんじゅう、焼きまんじゅう
体験:榛名湖遊覧船、大沼遊覧船、覚満淵木道散策、赤城自然園


甲信越3県の特選紅葉撮影スポット

Yamanashi

山梨県:河口湖・昇仙峡

富士山を背景に紅葉が映える河口湖は、湖畔の紅葉回廊が人気。約60本のもみじの古木が真っ赤に染まり、ライトアップも幻想的。昇仙峡は奇岩と紅葉のコントラストが見事な日本屈指の渓谷美を誇ります。

🍁 モミジ、カエデ、イチョウ
🐾 野鳥、リス
🚗 河口湖・昇仙峡ともに無料駐車場あり
🚶 湖畔散策:初級、昇仙峡遊歩道:初級~中級

旅の寄り道

温泉:河口湖温泉、石和温泉
和菓子:信玄餅、桔梗信玄餅
星空:富士山と星空の共演、清里高原天文台

Nagano

長野県:上高地・栂池

標高1,500mの上高地は、河童橋から望む穂高連峰と紅葉が絶景。カラマツの黄金色と赤いモミジのコントラストが美しい。栂池自然園は標高1,900mの高層湿原で、9月下旬から草紅葉が見頃。マイカー規制あり。

🍁 カラマツ、シラカバ、ナナカマド、ダケカンバ
🐾 ニホンザル、ライチョウ、オコジョ
🚗 沢渡・平湯駐車場からバス(上高地)、栂池駐車場あり
🚶 散策路:初級~中級

旅の寄り道

温泉:白骨温泉、乗鞍高原温泉、白馬温泉
和菓子:おやき、栗かの子
体験:大正池遊歩道、涸沢カール登山

Niigata

新潟県:清津峡・苗場ドラゴンドラ

清津峡渓谷トンネルは、日本三大峡谷の一つ。トンネル最奥のパノラマステーションから望むV字型渓谷と紅葉は圧巻。苗場ドラゴンドラは全長5.5kmの日本最長ゴンドラで、空中から紅葉の海を一望できます。

🍁 ブナ、ナラ、モミジ、カエデ
🐾 タヌキ、キツネ、野鳥
🚗 清津峡・苗場ともに無料駐車場あり
🚶 トンネル内:初級、ドラゴンドラ:乗車のみ

旅の寄り道

温泉:越後湯沢温泉、六日町温泉
和菓子:笹団子、越後せんべい
星空:清津峡周辺は星空観測に最適


🍁 北関東・甲信越紅葉キャンピングカー旅 よくある質問

🍂 北関東・甲信越で初心者・ファミリーに一番おすすめの紅葉スポットは?

初心者・ファミリーには「栃木県・明智平展望台+戦場ヶ原」が最もおすすめです!

おすすめ理由:

  • 🚡 ロープウェイで楽々アクセス・子供や高齢者でも安心
  • 🏔️ 男体山・中禅寺湖・華厳滝を一望できる大パノラマ
  • 🍁 10月中旬〜11月上旬の長期間見頃が続く
  • 🚙 戦場ヶ原は平坦な木道散策で車椅子も対応可能
  • ♨️ 周辺に鬼怒川温泉・日光湯元温泉など温泉施設充実
  • 🌌 戦場ヶ原は夜間の星空観測にも最適・光害少ない

次点おすすめ:山梨県・河口湖もみじ回廊(富士山と紅葉のコラボ・ライトアップあり)、群馬県・榛名湖(湖畔ドライブで紅葉散策・逆さ榛名富士が絶景)

上級者向け:長野県・上高地(穂高連峰と紅葉の競演・標高1500m高山紅葉)、新潟県・清津峡(現代アートと自然の融合・V字谷絶景)がチャレンジングで楽しめます!

📅 北関東・甲信越の紅葉前線カレンダーとベストタイミングは?

北関東・甲信越の紅葉前線タイムライン:

🗓️ 9月下旬(超早期・高山帯):

  • 長野県・上高地(標高1500m)- ダケカンバが色づき始める
  • 長野県・栂池自然園(標高1900m)- 草紅葉スタート
  • 栃木県・那須岳(標高1915m)- ナナカマド・ドウダンツツジが赤く染まる

🗓️ 10月上旬〜中旬(中標高帯・最盛期開始):

  • 山梨県・清里高原(ダケカンバ黄金色・ヤマモミジ赤色の二段階進行)
  • 群馬県・谷川岳天神平(ブナ・ナナカマドの錦織りなす)
  • 栃木県・明智平展望台+中禅寺湖(カエデ・ツツジ・ナナカマド多彩)
  • 長野県・上高地(カラマツ黄金色・モミジ赤色のコントラスト)
  • 群馬県・赤城山(ブナ・ミズナラ・カルデラ湖面に映る逆さ紅葉)

🗓️ 10月下旬〜11月上旬(低中標高帯・ピーク):

  • 栃木県・戦場ヶ原(草紅葉黄金色・カラマツ黄葉)
  • 群馬県・榛名山(榛名湖畔・逆さ榛名富士絶景)
  • 群馬県・吹割の滝(渓谷5km・ブナ・カエデ・モミジ)
  • 山梨県・昇仙峡(白い花崗岩断崖×モミジ・ナナカマド)
  • 新潟県・清津峡(柱状節理岩壁×モミジ・ナラ・現代アート)
  • 新潟県・苗場ドラゴンドラ(全長5.5km空中散歩・ブナ・カエデ)

🗓️ 11月中旬〜12月上旬(低地・遅い紅葉):

  • 茨城県・袋田の滝(日本三名瀑×イロハカエデ・オオモミジ)
  • 山梨県・河口湖もみじ回廊(富士山背景・約60本大モミジ・ライトアップ)
  • 栃木県・八方ヶ原(星空×紅葉のマジックアワー撮影)

💡 キャンピングカー旅のコツ:標高差を活かして高地→低地へ2週間〜1ヶ月かけて南下するルートなら、常に見頃の紅葉を追いかけられます!

🚙 北関東・甲信越でキャンピングカー車中泊におすすめのスポット・道の駅は?

紅葉スポット別おすすめ車中泊施設:

🍁 栃木県エリア:

  • 日光周辺:道の駅日光・日光街道ニコニコ本陣(いろは坂・明智平の拠点)
  • 那須エリア:道の駅那須高原友愛の森(那須岳・八方ヶ原の拠点・温泉施設併設)
  • 塩原エリア:道の駅湯の香しおばら(八方ヶ原星空観測拠点)
  • 温泉:鬼怒川温泉・渓雲閣、奥日光湯元温泉で紅葉露天風呂

🍂 茨城県エリア:

  • 道の駅奥久慈だいご:袋田の滝至近・リンゴ直売所・キャンピングカー対応駐車場
  • 竜神大吊橋周辺駐車場:星空観測に最適・V字谷紅葉の拠点
  • 温泉:袋田温泉・奥久慈温泉で渓谷美×露天風呂

🏔️ 群馬県エリア:

  • 道の駅水上町水紀行館:谷川岳・吹割の滝の拠点・温泉施設併設
  • 道の駅ふじみ:赤城山観光拠点・榛名山・伊香保温泉も近い
  • 土合駅周辺駐車場:谷川岳ロープウェイ早朝撮影の前泊拠点
  • 温泉:草津温泉・伊香保温泉・老神温泉で名湯巡り

🗻 山梨県エリア:

  • 道の駅なるさわ:富士五湖・河口湖の拠点・富士山絶景
  • 道の駅こぶちさわ:清里高原の拠点・八ヶ岳連峰眺望
  • 昇仙峡周辺駐車場:渓谷紅葉撮影の拠点・そのまま車中泊可能
  • 温泉:河口湖温泉郷・湯村温泉で富士山×紅葉ビュー

⛰️ 長野県エリア:

  • 沢渡駐車場(上高地):マイカー規制のため必須・始発バスで早朝入山
  • 平湯キャンプ場(岐阜県側):上高地アクセス拠点・温泉施設充実
  • 道の駅白馬:栂池・白馬五竜の拠点・北アルプス眺望
  • 温泉:白骨温泉・平湯温泉・白馬温泉で秘湯堪能

🌄 新潟県エリア:

  • 道の駅瀬替えの郷せんだ:清津峡の拠点・温泉施設併設
  • 道の駅みつまた:苗場ドラゴンドラの拠点・広い駐車場
  • 越後湯沢駅周辺駐車場:苗場・清津峡両方にアクセス良好
  • 温泉:松之山温泉(日本三大薬湯)・越後湯沢温泉

🎯 車中泊のコツ:紅葉最盛期は駐車場が満車になるため、前日夜または夜明け前到着が必須。FFヒーター・防寒具は10月以降の高地で必携です!

📸 北関東・甲信越の紅葉を美しく撮影するコツ・ベストタイミングは?

プロ級の紅葉写真を撮るための撮影戦略:

🌅 時間帯別撮影テクニック:

  • 早朝(日の出前〜1時間後):朝もや・朝焼けに染まる紅葉(上高地・大正池、戦場ヶ原、河口湖が絶景)
  • 午前中(順光):明智平・華厳滝・昇仙峡は午前が撮影ベストタイム
  • 午後(逆光注意):明智平は午後逆光になるため避ける。清津峡トンネルは午後の光が美しい
  • 夕景(マジックアワー):袋田の滝・八方ヶ原・榛名湖で茜色に染まる紅葉
  • 夜間(星空×紅葉):戦場ヶ原・八方ヶ原・清津峡周辺で星景撮影

🎨 構図・アングルの工夫:

  • 水面反射:中禅寺湖・榛名湖・大沼(赤城山)で逆さ紅葉撮影
  • 滝×紅葉:華厳滝・袋田の滝・吹割の滝で白糸と赤黄のコントラスト
  • 空中視点:明智平ロープウェイ・谷川岳ロープウェイ・苗場ドラゴンドラ
  • 富士山コラボ:河口湖もみじ回廊・清里高原で日本の象徴と紅葉
  • 現代アート×自然:清津峡トンネル・パノラマステーションの水鏡撮影

📷 機材・設定のポイント:

  • 三脚必須:早朝・夕景・星空撮影はブレ防止のため必携
  • PLフィルター:水面反射を抑えて紅葉色を鮮やかに
  • NDフィルター:滝の流れを白糸のように撮影
  • ISO感度:早朝・曇天時は高感度(ISO800〜3200)で手ブレ防止
  • ホワイトバランス:「曇天」「日陰」モードで紅葉を暖色に強調

🗓️ 見頃予測のコツ:

  • 前年の見頃日を基準に±5日で予測
  • 各観光協会のリアルタイム紅葉情報をSNS・公式サイトで確認
  • 標高100m上昇で気温約0.6℃下がる→高地は1週間早く見頃
  • 急激な冷え込み後の晴天が最高の発色タイミング

💡 キャンピングカー撮影の利点:機材を車内保管できるため盗難リスクゼロ。天候急変時も即座に移動可能。ベストタイミングまで車内で待機できる安心感!

♨️ 北関東・甲信越の紅葉×温泉×地域グルメを満喫するプランは?

紅葉×温泉×グルメの三位一体プラン:

♨️ エリア別名湯×紅葉セット:

  • 栃木県・日光エリア:明智平紅葉→鬼怒川温泉・渓雲閣(標高1000m秘湯・紅葉露天風呂)→揚げゆばまんじゅう
  • 茨城県・奥久慈エリア:袋田の滝紅葉→袋田温泉(アルカリ性単純泉)→奥久慈りんごアップルパイ
  • 群馬県・水上エリア:谷川岳紅葉→水上温泉(利根川渓流沿い)→焼きまんじゅう・温泉まんじゅう
  • 群馬県・草津エリア:吹割の滝→老神温泉(赤城山の大蛇伝説の湯)→草津温泉(日本三名泉・湯畑)
  • 山梨県・富士五湖エリア:河口湖紅葉→河口湖温泉(富士山眺望露天風呂)→桔梗信玄餅・月の雫
  • 山梨県・甲府エリア:昇仙峡紅葉→湯村温泉(武田信玄の隠し湯)→ほうとう・甲州ワイン
  • 長野県・上高地エリア:上高地紅葉→白骨温泉(乳白色の秘湯)→おやき・栗かの子
  • 新潟県・越後湯沢エリア:清津峡・苗場紅葉→松之山温泉(日本三大薬湯)→笹団子・出陣餅

🍱 車内グルメ・地域食材活用:

  • 栃木県:日光湯波・宇都宮餃子・とちおとめ(いちご)
  • 茨城県:奥久慈りんご・干し芋・奥久慈しゃも
  • 群馬県:上州牛・こんにゃく・下仁田ねぎ
  • 山梨県:甲州ワイン・桃・ぶどう・ほうとう
  • 長野県:信州そば・野沢菜・りんご・松茸
  • 新潟県:魚沼産コシヒカリ・日本酒・笹団子

🍂 紅葉×グルメイベント(10〜11月):

  • 河口湖紅葉まつり(富士河口湖町・ライトアップ+屋台グルメ)
  • 袋田の滝ライトアップ「大子来人(ダイゴライト)」(11月上旬〜12月上旬・地元グルメ屋台)
  • 清津峡渓谷トンネル秋のアートイベント(現代アート×紅葉)
  • 草津温泉感謝祭(11月・湯もみショー+温泉まんじゅう振る舞い)

💡 キャンピングカー温泉旅のコツ:日帰り入浴可能な温泉施設を事前リサーチ。道の駅併設温泉なら車中泊とセットで利用可能!紅葉撮影→温泉→地元グルメのトリプルコンボが北関東・甲信越の醍醐味です!

まとめ:自由を謳歌する錦秋の旅

北関東から甲信越にかけての紅葉巡りは、標高差による長期間の観賞期間と、温泉、星空、夕景といった多彩な体験が魅力です。キャンピングカーならではの自由度を活かし、天候や紅葉の進行状況に合わせて柔軟にルートを変更できるのは大きな利点です。

朝焼けに染まる山々を独占し、日中は人混みを避けた時間帯に撮影を楽しみ、夜は満天の星空の下で温泉に浸かる——。宿泊施設の予約に縛られず、最高の条件が揃った瞬間を待つことができるのは、キャンピングカー旅ならではの醍醐味です。撮影機材や防寒具、食材を積み込み、自分だけの拠点として移動できる安心感も、長期の旅を支える大きな要素となります。

ただし、高地での野生動物との遭遇リスクや、急な冷え込みへの対策は忘れずに。クマ鈴の携行、十分な防寒具の準備、そして各地の最新情報の確認が安全な旅の鍵となります。道の駅やRVパークを賢く活用し、地域のルールとマナーを守りながら、この秋だけの特別な錦秋ロマンを存分に楽しんでください。キャンピングカーという移動する我が家とともに、心に残る紅葉紀行へ出かけましょう。

キャンピングカーで巡る東北紅葉紀行~自由な旅が叶える至福の秋 🍁 この記事でわかること ...
関東で満天の星を!キャンピングカーで行く星空観察スポット7選 この記事でわかること 関東エリアの駐車場付き星空観察スポット5選 キャンピング...
キャンピングカーで行く秋の味覚狩り・収穫体験 ~北関東・甲信越ガイド~ 🍁 この記事でわかること ...

<PR広告>

アプリで24時間 出発・返却OK た~っぷりキャンピング
ABOUT ME
Traveltips Navigator
キャンピングカー旅に憧れ、ミニバン車中泊からキャンピングカー購入検討中。記事内容は自分が行きたいと思った場所、やりたいと感じた事が基準ですのであらかじめご了承ください。これを機会にいろいろ勉強して皆様にその情報を共有していきますので、まだまだ新米案内人です。よろしくお願いします。