秋の深まりとともに、山々が赤や黄金色に染まる季節がやってきます。北関東から甲信越にかけてのエリアは、標高差を活かした長期間の紅葉観賞が可能で、キャンピングカー旅に最適なフィールドです。9月下旬の高山帯から12月初旬の低地まで、約3ヶ月にわたる紅葉前線を追いかけながら、温泉や星空、夕景との出会いを楽しむ贅沢な旅が実現します。
キャンピングカー最大の魅力は、時間と場所の制約から解放されることです。朝焼けに染まる山々を独り占めするため、夜明け前に目的地へ到着できます。紅葉の見頃は天候に左右されやすいため、現地で状況を見ながら柔軟に行程を変更できるのも大きな利点。混雑する昼間を避けて早朝や夕方に撮影を楽しみ、夜は満天の星空の下で温泉に浸かる——そんな自由な旅のスタイルが、この秋の特別な思い出を作ります。
北関東・甲信越 紅葉前線 2025年予測
北関東・甲信越の紅葉は、標高の高い長野県の山岳部から始まり、徐々に低地へと下りてきます。9月下旬に上高地や乗鞍岳で幕を開け、12月上旬まで約2ヶ月半、各地で見頃が続きます。このチャートは各県の一般的な見頃のピークを示しており、旅の計画にお役立てください。
栃木県:天空の紅葉と星空の聖地
明智平展望台——日光国立公園の絶景パノラマ
標高約1373mに位置する明智平展望台は、日光屈指の眺望を誇る紅葉スポットです。ロープウェイで数分登れば、男体山と中禅寺湖、そして豪快な華厳滝を一望できる大パノラマが広がります。10月中旬から11月上旬にかけて、カエデやナナカマド、ツツジが色とりどりに染まり、滝と湖のコントラストが芸術的な美しさを生み出します。

キャンピングカーなら、混雑するいろは坂の渋滞を避けて早朝に到着できます。晴天時は午前中に訪れると滝や湖に陽光が当たり順光で撮影できますが、午後は逆光になるため注意が必要です。紅葉最盛期には通常20分の道のりが2〜3時間にもなることがあるため、夜明け前の出発が理想的です。
戦場ヶ原——湿原と星空が織りなす幻想美
日光エリアの戦場ヶ原では、高山性湿原の草紅葉とカラマツの黄葉が独特な景観を作り出します。10月上旬から中旬にかけて、広大な湿原が黄金色に染まり、周囲の山々の紅葉と相まって錦絵のような光景が広がります。

戦場ヶ原の魅力は、紅葉だけではありません。標高が高く光害が少ないため、夜間の星空観測にも最適です。日没後のマジックアワーに湿原が茜色に染まり、やがて満天の星空へと移り変わる様子は、まさに自然が演出する光のショー。キャンピングカーなら三脚や撮影機材を積んで、じっくりと星景撮影に没頭できます。
八方ヶ原——紅葉と星空の二重奏
塩原エリアの八方ヶ原は、10月下旬の紅葉と天体観測を同時に楽しめる絶好のスポットです。大間々台駐車場の展望台は星景撮影の定番地として知られ、秋の澄んだ空気の中で天の川が肉眼でも確認できます。日没後のマジックアワーに紅葉が茜色に染まり、やがて満天の星空へと移り変わる様子は、まさに自然が演出する光のショー。キャンピングカーなら三脚や撮影機材を積んで、じっくりと星景撮影に没頭できます。

撮影後は鬼怒川温泉へ向かいましょう。創業300年の秘湯・渓雲閣では、標高1000mの山中から望む紅葉ビューの貸切露天風呂が絶品です。白濁した硫黄泉が、高地での疲労を芯から癒してくれます。
那須岳——関東最速の紅葉劇場
関東地方で最も早く紅葉を迎える那須岳は、9月下旬から10月中旬にかけてナナカマドやカエデが鮮やかに色づきます。ロープウェイで山頂駅へ上がれば、茶臼岳・朝日岳へ続く稜線が錦の絨毯のように広がる光景に圧倒されるでしょう。高地のため朝晩は冷え込みますが、キャンピングカーならFFヒーターで暖かく過ごせます。

栃木県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】鬼怒川温泉 渓雲閣
創業300年の歴史を持ち、標高1000mの山中に位置する秘湯。源泉100%かけ流しの白濁した硫黄泉が特徴で、貸切露天風呂から紅葉を眺めながら高地での疲労を癒せます。見頃は10月下旬〜11月上旬。
【温泉】奥日光湯元温泉
約1200年前に日光開山の勝道上人が発見したと伝わる乳白色の硫黄泉。日帰り入浴可能な「日光湯元温泉寺」で、硫黄の香り漂う名湯を堪能できます。
【銘菓】揚げゆばまんじゅう・日光酒まんじゅう
日光名物「揚げゆばまんじゅう」は、豆乳と湯波を練り込んだ皮で餡を包み、カラッと揚げて岩塩をふった逸品。創業1804年の「湯沢屋」の「元祖日光酒まんじゅう」も、麹で発酵させたモチモチの生地が特徴です。
茨城県:水と紅葉が織りなすドラマ
袋田の滝——四段の名瀑を彩る錦絵
日本三名瀑のひとつ、袋田の滝は11月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。高さ120m、幅73mの大瀑布を囲むようにイロハカエデやオオモミジが色づき、豪快な白糸とのコントラストが芸術作品のような美しさを生み出します。第二観瀑台からの俯瞰撮影では、滝と紅葉谷の全貌を一枚の写真に収めることができます。

夕刻の柔らかな光を浴びた滝と紅葉は、昼間とは異なる深みのある色彩を見せてくれます。キャンピングカーなら、混雑する日中を避けて早朝や夕方に訪れることができ、より静謐な雰囲気の中で撮影を楽しめます。11月上旬から12月上旬の毎晩開催される「大子来人(ダイゴライト)」では、ライトアップされた幻想的な滝景色も必見です。
竜神大吊橋——空中から眺める紅葉の海
高さ100m、長さ375mの竜神大吊橋からは、深いV字谷の紅葉を空中散歩しながら楽しめます。この吊橋は夜間の星空観測地としても有名で、渓谷の地形が光害を遮断するため、ライトアップと星空を組み合わせた稀有な撮影機会が得られます。

茨城県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】袋田温泉・奥久慈温泉
袋田の滝から車で15分ほどの大子温泉郷では、アルカリ性単純泉の日帰り入浴が可能。澄んだ森の空気に包まれながら浸かる露天風呂は格別です。
【グルメ・銘菓】奥久慈りんごの手造りアップルパイ
寒暖差の大きい気候で育つリンゴを使った香ばしい逸品。名物の「生とろこんにゃく」はプルプル食感で醤油や味噌ダレとの相性抜群です。
群馬県:雄大な山岳紅葉の宝庫
谷川岳——天空のパノラマと紅葉絵巻
谷川岳は群馬・新潟県境に位置する名峰で、9月下旬から10月中旬にかけて、標高差による段階的な紅葉が楽しめます。ロープウェイで天神平へ上がれば、ブナやナナカマドが織りなす紅葉のパノラマが眼下に広がります。キャンピングカーで土合駅周辺に前泊すれば、始発のロープウェイで早朝の澄んだ空気の中、誰もいない展望台から紅葉を独占できます。

榛名山——カルデラ湖を彩る秋色
榛名山は標高1,449mの榛名富士を中心に、カルデラ湖である榛名湖を囲む山々が10月中旬から11月上旬にかけて紅葉に染まります。湖面に映る逆さ榛名富士と紅葉のコラボレーションは絶景です。榛名湖畔をドライブしながら、刻々と変わる光と紅葉の表情を楽しめるのは、キャンピングカー旅ならではの醍醐味です。

赤城山——星空と紅葉のカルデラ劇場
カルデラ湖である大沼・小沼を取り囲むブナやミズナラの紅葉が、10月中旬から下旬に最盛期を迎えます。赤城山は天体観測の名所としても知られ、日没後の大沼周辺での紅葉撮影から、そのまま山頂付近での天体観測へとシームレスに移行できます。

吹割の滝——「東洋のナイアガラ」の豪快美
「東洋のナイアガラ」と称される吹割の滝では、10月下旬から11月上旬にかけて、ブナ、カエデ、モミジが5kmにわたる渓谷を彩ります。V字に浸食された岩盤の割れ目に川水が吸い込まれる独特の地形と紅葉のコラボレーションは圧巻です。車で10分ほどの老神温泉では、戦国時代の伝説が残る源泉かけ流しの硫黄泉で旅の疲れを癒せます。露天風呂から紅葉越しに吹割渓谷を望める宿もあり、キャンピングカーを拠点に温泉巡りを楽しむのも一興です。

群馬県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】老神温泉
吹割の滝から車で10分ほどの場所にあり、戦国時代に赤城山の大蛇が傷を癒したとの伝説が残る由緒ある温泉。透明で柔らかな硫黄泉は神経痛や冷え性に効能が高く、日本百名湯にも数えられています。露天風呂から紅葉越しに吹割渓谷を望める宿もあります。
【銘菓】焼きまんじゅう・温泉まんじゅう
群馬の定番「焼きまんじゅう」は、蒸し饅頭生地を串に刺し、甘辛い味噌ダレをたっぷり塗って香ばしく炙った郷土菓子。伊香保温泉発祥の「温泉まんじゅう」も、黒糖入りの生地とこし餡の組み合わせが絶品です。
山梨県:富士を仰ぐ紅葉絵巻
御岳昇仙峡——日本一の渓谷美と温泉の至福
10月中旬から11月下旬まで約1ヶ月にわたり、標高差を活かした紅葉が楽しめる昇仙峡。モミジやナナカマドが白い花崗岩の断崖と清流を彩り、仙娥滝周辺では水煙越しに輝く紅葉が撮影スポットとして人気です。ロープウェイで上がるパノラマ台からは、遠く富士山や南アルプスを背景に紅葉谷を見渡せます。

撮影後は甲府市街の湯村温泉へ。武田信玄の隠し湯として知られるこの温泉は、アルカリ性単純泉で肌あたりが優しく、高地でのトレッキングや撮影で疲労した身体を癒してくれます。キャンピングカーなら温泉施設の駐車場を利用し、入浴後そのまま車中泊することも可能です。夜には甲府盆地の夜景や満天の星を眺めながら、山梨銘菓の桔梗信玄餅を味わう——そんな贅沢な時間を過ごせます。

清里高原——二段階で進む紅葉の競演
清里高原では、標高が高いため紅葉の生態学的遷移を詳細に観察できます。まずダケカンバが10月上旬に黄金色に色づき始め、その後ヤマモミジが10月中旬に鮮やかな赤色を呈します。この異なる樹種のタイミングを理解すれば、特定の色彩が最盛期を迎える瞬間を正確に捉えることができます。

赤い東沢大橋は、背後の八ヶ岳連峰と川俣川渓谷の美しさを組み合わせた秀逸な撮影ポイントです。キャンピングカーなら周辺の複数のビューポイントを巡りながら、最高の光線状態を待つことができます。
河口湖もみじ回廊——富士山を背景にした錦秋
11月上旬から下旬にかけて、富士山を背景に約60本の大モミジが並ぶもみじ回廊は圧巻です。富士河口湖紅葉まつり期間中は日没から21:30までライトアップされ、夜間の幻想的な撮影が可能となります。キャンピングカーなら、夜明け前の富士山と紅葉のコラボレーション、日中の順光、そして夜のライトアップと、一日を通じて多彩な表情を撮影できます。

山梨県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】湯村温泉
昇仙峡から車で30分ほど。武田信玄の隠し湯として知られ、アルカリ性単純泉で肌あたりが優しく、神経痛や疲労回復に効果があります。市街地にありながら落ち着いた湯宿が点在し、日帰り入浴OKの旅館もあります。
【温泉】河口湖温泉郷
富士山を望む露天風呂が魅力の温泉地。キャンピングカーで河口湖畔に車中泊し、温泉施設を利用するスタイルが人気です。
【銘菓】桔梗信玄餅・月の雫
全国的に有名な「桔梗信玄餅」は、柔らかな求肥餅にきな粉をまぶし、黒蜜をかけて頂く山梨土産の定番。「月の雫」(甲州葡萄を寒天で包んだ菓子)は大正時代から愛される銘菓で、ほのかな葡萄の酸味と甘みが絶品です。
長野県:アルプスの絶景と高山紅葉
上高地——北アルプスが織りなす紅葉交響曲
標高約1500mに位置する上高地では、9月下旬から山腹のダケカンバが色づき始め、10月中旬にはカラマツの黄金色が谷を埋め尽くします。穂高連峰の稜線には初冠雪が現れ、雪白の穂高と紅葉谷とエメラルドグリーンの梓川という三重奏の景色が楽しめます。

上高地はマイカー規制があるため、沢渡や平湯の駐車場にキャンピングカーを停め、始発のシャトルバスで入ります。大正池での早朝撮影では、朝もやに煙る水面に逆さ焼岳が映り込み、岸辺の草紅葉が金色に輝く光景が待っています。
栂池自然園——白馬岳を望む高山紅葉
9月下旬から10月中旬、白馬岳を背景に湿原の草紅葉と高山紅葉が同時に楽しめる栂池自然園。ダケカンバやナナカマドの鮮烈な色合いは、高山ならではの美しさです。キャンピングカーなら、周辺の白馬五竜や八方尾根など複数の高山紅葉スポットを効率よく巡ることができます。

長野県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】白骨温泉
上高地の玄関口・沢渡から車で30分。「白骨の湯」と称される乳白色の湯で、「3日入れば風邪をひかない」と言い伝えられるほど薬効が高い秘湯です。カルシウムやマグネシウムを豊富に含む独特の湯はまろやかで肌に優しいです。
【温泉】平湯温泉
源泉数豊富な奥飛騨温泉郷の一角。硫黄香るにごり湯を手軽に堪能でき、平湯キャンプ場から始発バスで上高地入りするプランが人気です。
【銘菓】栗ようかん・栗かの子・おやき
小布施の「栗ようかん」や「栗かの子」は、厳選した国産栗を使った上品な甘さが特徴。竹風堂の栗ようかんは昭和天皇にも献上されたとか。信州の郷土食「おやき」は、野沢菜や南瓜を練り味噌で調理した餡を包んだ素朴な味わいです。
新潟県:渓谷美と現代アートの融合
清津峡——光のトンネルと錦織りなす峡谷
日本三大峡谷のひとつ、清津峡では10月下旬から11月上旬にかけて、柱状節理の岩壁をモミジやナラが彩ります。全長750mの渓谷トンネル最深部のパノラマステーションでは、床に張られた水に岩と紅葉が映り込む幻想的な光景が楽しめます。この現代アート作品とのコラボレーションは、他に類を見ない撮影体験を提供します。


苗場ドラゴンドラ——空中散歩で楽しむ紅葉パノラマ
全長5,481m、日本最長のゴンドラ「ドラゴンドラ」は、苗場と田代を結ぶ絶景ロープウェイです。10月上旬から11月上旬にかけて、アイレベルから眼下まで360度紅葉に包まれる約25分間の空中散歩が楽しめます。ブナやナラ、カエデが織りなす赤・黄・橙のグラデーションは圧巻で、特に二居湖上空を通過する際の景観は息をのむ美しさです。

キャンピングカーなら、朝一番の空いている時間帯に乗車でき、混雑を避けながら撮影に集中できます。往復チケットを購入すれば、異なる時間帯の光の変化を楽しむこともできます。
新潟県の立ち寄りスポット:温泉と地域グルメ
【温泉】松之山温泉
清津峡から車で40分ほど。「日本三大薬湯」に数えられ、塩分と硫黄を豊富に含む珍しい泉質。開湯700年以上の歴史があり、源泉は化石海水起源のため塩辛く、その分高い殺菌・治癒効果があります。源泉かけ流しの共同浴場「鷹の湯」で、体がぽかぽかと温まる名湯を堪能できます。
【銘菓】笹団子・出陣餅
新潟の定番「笹団子」は、ヨモギを練り込んだ餅生地でこし餡を包み、笹の葉でくるんで蒸した郷土菓子。笹には殺菌効果があり、かつて保存食として生まれました。上杉謙信ゆかりの「出陣餅」は、きなこと餅に黒蜜をかけていただく銘菓です。
北関東3県の特選紅葉撮影スポット
栃木県:那須岳(茶臼岳)
日本百名山の一つ。標高1,915mの活火山で、9月下旬から色づき始める姥ヶ平は、ドウダンツツジやナナカマドが燃えるような赤に染まる絶景スポット。ロープウェイで気軽にアクセスでき、山頂からは360度のパノラマビューが広がります。
旅の寄り道
温泉:那須温泉郷(大丸温泉、北温泉、鹿の湯)
和菓子:御用邸の月、温泉まんじゅう
体験:もみじ谷大吊橋、つつじ吊り橋
茨城県:袋田の滝
日本三名瀑の一つ。高さ120m、幅73mの大岩壁を四段に落下する「四度の滝」として知られ、西行法師も絶賛した名瀑。第1観瀑台から迫力ある滝を、第2観瀑台から紅葉と滝の競演を楽しめます。ライトアップも必見。
旅の寄り道
温泉:袋田温泉
和菓子:奥久慈りんご、干し芋
体験:竜神大吊橋、月居山ハイキング、りんご狩り
群馬県:谷川岳・榛名山・赤城山
1谷川岳
標高1,977mの名峰で、ロープウェイで天神平へアクセス可能。山頂からの紅葉のパノラマは圧巻で、ブナやナナカマドが美しく色づきます。
2榛名山
榛名湖畔から望む榛名富士と紅葉の組み合わせが美しい。伊香保温泉のかじか橋周辺も紅葉の名所として人気です。
3赤城山
日本百名山の一つ。カルデラ湖の大沼、「小尾瀬」と呼ばれる覚満淵では湖面に映る紅葉が絶景。ミズナラ、シラカバの群落が特徴です。
旅の寄り道
温泉:草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、赤城温泉郷(にごり湯)
和菓子:温泉まんじゅう、焼きまんじゅう
体験:榛名湖遊覧船、大沼遊覧船、覚満淵木道散策、赤城自然園
甲信越3県の特選紅葉撮影スポット
山梨県:河口湖・昇仙峡
富士山を背景に紅葉が映える河口湖は、湖畔の紅葉回廊が人気。約60本のもみじの古木が真っ赤に染まり、ライトアップも幻想的。昇仙峡は奇岩と紅葉のコントラストが見事な日本屈指の渓谷美を誇ります。
旅の寄り道
温泉:河口湖温泉、石和温泉
和菓子:信玄餅、桔梗信玄餅
星空:富士山と星空の共演、清里高原天文台
長野県:上高地・栂池
標高1,500mの上高地は、河童橋から望む穂高連峰と紅葉が絶景。カラマツの黄金色と赤いモミジのコントラストが美しい。栂池自然園は標高1,900mの高層湿原で、9月下旬から草紅葉が見頃。マイカー規制あり。
旅の寄り道
温泉:白骨温泉、乗鞍高原温泉、白馬温泉
和菓子:おやき、栗かの子
体験:大正池遊歩道、涸沢カール登山
新潟県:清津峡・苗場ドラゴンドラ
清津峡渓谷トンネルは、日本三大峡谷の一つ。トンネル最奥のパノラマステーションから望むV字型渓谷と紅葉は圧巻。苗場ドラゴンドラは全長5.5kmの日本最長ゴンドラで、空中から紅葉の海を一望できます。
旅の寄り道
温泉:越後湯沢温泉、六日町温泉
和菓子:笹団子、越後せんべい
星空:清津峡周辺は星空観測に最適
🍁 北関東・甲信越紅葉キャンピングカー旅 よくある質問
まとめ:自由を謳歌する錦秋の旅
北関東から甲信越にかけての紅葉巡りは、標高差による長期間の観賞期間と、温泉、星空、夕景といった多彩な体験が魅力です。キャンピングカーならではの自由度を活かし、天候や紅葉の進行状況に合わせて柔軟にルートを変更できるのは大きな利点です。
朝焼けに染まる山々を独占し、日中は人混みを避けた時間帯に撮影を楽しみ、夜は満天の星空の下で温泉に浸かる——。宿泊施設の予約に縛られず、最高の条件が揃った瞬間を待つことができるのは、キャンピングカー旅ならではの醍醐味です。撮影機材や防寒具、食材を積み込み、自分だけの拠点として移動できる安心感も、長期の旅を支える大きな要素となります。
ただし、高地での野生動物との遭遇リスクや、急な冷え込みへの対策は忘れずに。クマ鈴の携行、十分な防寒具の準備、そして各地の最新情報の確認が安全な旅の鍵となります。道の駅やRVパークを賢く活用し、地域のルールとマナーを守りながら、この秋だけの特別な錦秋ロマンを存分に楽しんでください。キャンピングカーという移動する我が家とともに、心に残る紅葉紀行へ出かけましょう。



<PR広告>
アプリで24時間 出発・返却OK た~っぷりキャンピング