キャンピングカーが物置き状態にならないために
キャンピングカーでの旅は、自由で冒険心あふれる体験です。しかし、限られたスペースの中で荷物を上手に収納するのはなかなかの課題です。整理整頓ができていると、快適さが格段にアップし、旅がより楽しめるでしょう。今回は、キャンピングカーで旅をする際の荷物収納のポイントを5つご紹介します。
1. 荷物は「本当に必要なもの」に絞る
キャンピングカーの限られた収納スペースを最大限に活用するには、荷物の量をできるだけ少なくすることが基本です。旅の準備をする際に、まずは持っていきたいアイテムをリストアップし、その中から「必需品」と「あると便利なもの」を分けて考えます。
例えば、衣類や調理器具、寝具などは必須ですが、季節や行く場所によっては使わないものも出てきます。短い旅であれば、食材の量も最低限に抑えることで、スペースを有効に活用できます。また、キャンプ場や道の駅などで補充できる物資については、最初から多く持ち込む必要はありません。
2. 収納スペースの種類に合わせて物を仕分ける
キャンピングカーには、様々な収納スペースがあります。例えば、クローゼット、床下の収納、吊り棚、キッチンキャビネットなど、スペースごとに適した収納方法を考えることが重要です。
- 小物類には小型の収納ボックス:調味料やカトラリー、充電ケーブルなどの小さなアイテムは、散らかりやすくなります。引き出しや吊り棚に小型の収納ボックスを活用すると、スッキリ収納できます。
- ソフトケースを活用:衣類やタオル類は、硬いスーツケースではなく、ソフトケースや布製のバッグに入れることで、狭いスペースに柔軟に収められます。使用していないときは折りたたんで収納できるため、無駄なスペースを取りません。
- 吊り下げ型の収納:扉裏や天井のデッドスペースを活用するために、吊り下げ型の収納ポケットやフックを取り付けると、日用品や調味料などが取りやすくなり、すぐに使える状態にできます。
3. スペースを二重活用する工夫をする
キャンピングカーの限られたスペースを有効に使うためには、1つのスペースを複数の用途で使う工夫が必要です。これにより、収納効率が大幅に向上します。
- 折りたたみ式の家具を活用:テーブルや椅子など、使用しないときは折りたたんで収納できるものを選ぶと、広々とした空間を保てます。折りたたみ式のベッドや、ソファをベッドに変えられるタイプの家具も、スペースの二重活用に便利です。
- 多機能アイテムを選ぶ:例えば、調理器具は一つで複数の役割を果たせるものを選びましょう。鍋一つで炒め物も煮込み料理もできるようなマルチクッカーや、収納可能なコンパクトグリルは、スペースを節約しながらも料理の幅が広がります。
4. 荷物は移動中の振動を考慮して固定する
キャンピングカーの旅では、走行中の振動やカーブで荷物が動いてしまうことを想定する必要があります。走行中に物が転がり落ちたり、収納場所から飛び出したりすると、思わぬ事故に繋がることもあります。
- 滑り止めシートやパッドを活用:棚や引き出しの中に滑り止めシートを敷くことで、走行中に物がずれにくくなります。また、引き出しやキャビネットの扉には、ロック機能を備えておくと安心です。
- 軽量のものは高い位置に収納:重いものを上部に収納してしまうと、振動で落下した際に危険です。軽量の物を高い棚に収納し、重い物はできるだけ低い位置に収納することで、安全性が向上します。
- 収納ボックスを活用して固定する:収納スペースにぴったり合うサイズのボックスを使うことで、荷物が動く余地を最小限にできます。また、移動中に荷物が動かないようにゴムバンドやネットを使ってしっかり固定することも重要です。
5. キャンピングカー外の収納も活用する
キャンピングカーの収納スペースが足りない場合、外部収納スペースや車外に設置できるツールも活用しましょう。これにより、内部のスペースに余裕を持たせることができます。
- ルーフボックスや外部ラック:車の屋根に取り付けるルーフボックスや、リアに装着する外部ラックは、大きな荷物やアウトドア用品を収納するのに役立ちます。特にキャンプ用品やスポーツ用品を持ち運ぶ際には便利です。
- オーニングやポータブルテントの活用:キャンピングカーの側面に取り付けられるオーニングや、ポータブルテントを設置することで、外に一時的な収納スペースやくつろぎのスペースを作り出せます。これにより、車内のスペースを圧迫することなく、旅を快適に過ごせます。
まとめ
キャンピングカーでの旅は、荷物の収納次第でその快適さが大きく変わります。今回紹介した5つのポイントを押さえて、限られたスペースを効率よく使いこなし、快適な旅を楽しみましょう。
- 荷物は本当に必要なものに絞る。
- 収納スペースに合わせた物の仕分け。
- スペースを二重に活用する工夫。
- 振動を考慮した荷物の固定。
- 車外の収納スペースも活用。
このポイントを参考に、荷物の整理整頓をしっかり行い、キャンピングカーの旅をより楽しいものにしてください。
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